2014年09月19日

ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告

ONC理事の眞壁さんが、沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業の引率として、
ボリビアのコロニアオキナワへ行ってきた、報告が届きましたよ~


ボリビアの「家族」に会いに行こう!

 今年度の海邦養秀ネットワーク構築事業はボリビアのコロニアオキナワへ行って来ました。ボリビアは今年戦後1954年に始まった第一次移民から、60周年を迎えた記念すべき年です。
 コロニアオキナワは1998年に行政区として認められ、沖縄県とは地球の反対にあるもう一つのオキナワなのです。
コロニアオキナワでは、ホームスティをしながら移民について学びました。



 まず、移民歴史資料館で当時の写真や沖縄から持って来た物などを見ながら1世の方々のお話を聞く機会がありました。最初に開拓した土地では後にうるま病と呼ばれる原因不明の病気で尊い15名の命を失いました。次に移動した土地も様々な問題から住めなくなり、現在の移住地へと移動しました。今考えると最初の移住地よりも現在の移住地にたどり着いたのは最終的には良い事だった様に思えるのですが、どうやってそれまでの苦労を乗り越えてきたのかという質問に対して、次に続く人たちの為に第一次移民として選ばれてきた自分達には使命があり「なてぃんなからん」という気持ちで頑張ってきた、というお話を聞きました。苦労に耐える沖縄の人の心の強さと団結力に胸が熱くなりました。そして自分達の生活も苦しい中で、子ども達には教育が必要だからとすぐに学校を作った事は素晴らしい事だと思います。


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告




また現在の移住地の様子を知る為、農業組合、農場、養豚場、牧場等の施設訪問もしました。リオ・グランデ河の氾濫による水害や、様々な苦労を乗り越え、今では「麦の首都」と言われるまでに発展しています。どこまでも広がる麦畑は、私の大好きな風景でした。



そして毎年行われている豊年祭にも参加することが出来ました。ボリビア各地の踊りや青年会の太鼓演舞、児童生徒による楽器演奏や合唱等、様々な演目がありました。最後に琉球國祭り太鼓による素晴らしい演舞があり、その後の花火はとても感動的でした。


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告




何より60周年記念式典に参加出来たのは貴重な体験でした。今の移住地の発展は1世の方々の頑張りがなければなかったものです。1世の方々の苦労を知り広く伝えていくこと、沖縄とオキナワ、ふたつの沖縄の絆をより強くする為に何をすればいいのかは、これからの私たちの課題だと感じました。


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告


ボリビアの「家族」に会いに行こう!(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)報告






同じカテゴリー(沖縄県海邦養秀ネットワーク構築事業)の記事

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 32人
プロフィール
ONC
ONC
女性ばかりの事務局スタッフです。時々理事や、お世話になっている方々も登場します。笑うこと・食べること・いろんな所へ行くことが好きなメンバーです。