2007年05月13日

平和の鎖に思うこと



復帰35年目の人間の鎖から思うこと

5月15日は沖縄の本土復帰記念日であり、今年はその35年を数える。5月13日に沖縄の中心地に位置する嘉手納基地(広さ2千ha、東京ドーム約4百個分)を取り囲む1万5千の人間の鎖が行われた。このフェンスの向こうには戦争が存在している。この鎖の持つ可能性と広がり(限界も含めて)をもっと追求していく方法はないのか考えさせられる。参加してみて、見知らぬ人と手をつなぎ、この目の前の基地をなくしてください、平和な島にしてくださいと声を出してみた。最後は叫びに近い状況になっていたなと思う。

平和の鎖に思うこと

復帰以降の生まれの私にとって、基地があることは日常に近い。平和な生活、未来は常日頃願ってみても、基地の前でシュプレヒコールをあげることへの抵抗感は凄くある。何故抵抗感があるのだろうか。変わらないと思っているのか、また別の方法があると思っているのか、強制的な圧迫があるのだろうか、、、恐らく全部感じていることだろうし、これといった理由はよく分からない。
 2005年も普天間基地包囲に参加して、真夏の炎天下の中、少し自分の中で何かが変わったように思う。声を上げること、あってはならないものに対して怒りを感じること、それを共有し合える仲間と出会えること、その点は凄く感じられるものがあった。


今回は友人のタイ人二人と参加して、周りの手をつなぐ人とも共感し合えた。何度も人のウェーブ(波)が起こった。最初は遠慮がちな周りの声もだんだんと響いていく瞬間になった。反戦・反基地の声をあげているのになぜか楽しいという思いさえ浮かんできた。
 
人間の鎖を作っている人々に向かって右翼の方々は何度も罵声を浴びせていた。その光景がタイ人には歓迎していると写ったらしく果敢にシャッターを切っていて、後で怖くなかった?と聞いてみたら右翼の意味を知って彼女はびっくりです。同じ日本人でもいろんな考え方がいるんですねどうしてですか?と聞かれ答えに困ってしまった同じ日本でもいろんな考え方がある、沖縄もしかり。世界中どこでもそうではあると思うので、おかしくはないのですが、世界中どこへ行っても「平和」を愛する気持ちは変わらないはずであり、その意味でも武力の行使によって平和な世の中は作れない、基地は要らない、そう世界中の人々が感じて生きる世の中が訪れて欲しいと思う

平和の鎖に思うこと

(玉・直)



Posted by ONC at 22:32│Comments(0)
 
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