2009年02月21日
沖縄の問題を演じる!?
先週末、JICA沖縄の受託事業である「国際理解教育・開発教育指導者養成講座」の最終回を迎えた。この講座は年間3回シリーズで、多くの教育関係者が学び、実践しあう場になっている。講座の中身も濃いのですが、講座を支えてくれているのが大学生ボランティアさん。将来教職に就きたい、NGOで働きたい、純粋にこの分野に興味がある等々、きっかけは様々ですが、とても素敵な若者です。
この講座の最終回、参加者のこれまでの実践発表と池住義憲さんによる「民主演劇を通して社会の問題を学ぼうでした」。
ここで学んだ民衆演劇とは: アウグスト・ボアールによる民衆演劇。1931年生まれのブラジルの演出家。日常生活の中でのさまざまな問題を劇にしていく中で、社会的、政治的、経済的な問題を意識化(自分の頭の中でしっかりとらえること)し、対案を探り、解決策をみつける方法として観客の参加を促す。 いろんなところで活躍してくれた大学生ですが、この民衆演劇でも活躍してく れました。 シナリオ:沖縄の三世代家族。お正月、長男夫婦が、実家に帰省する。長男 嫁は、男性の親族、おばあちゃんから家に着くと同時に台所に呼ばれて、家事をするように怒鳴られる。夫婦一緒に座って家族団らんをしたいのに、何故 台所に立たないといけないのか疑問に思うが、男性人はお酒を飲み交わし、おしゃべり談義に花が咲く。
何故女性だけ、とおばあちゃんに言ったらこんなものよと怒られ、母親世代に 聞いたら「だからよ~」と疑問を持ちながらも他に解決策が見つからないので反論できないという。
たった数分間の演技でしたが、大学生さんの迫真の演技に、会場は大爆笑の渦 に巻き込まれました。日常的な風景なので、とっても演じやすかったとの声も聞かれます。
まだまだ若い世代も同じ思いなんだ~、私はこんな男性じゃないよ~、会場からはいろんな声が聞こえてきます。何度かストップしては参加者に声を頂くのも手法の一つですし、発展がありそうな体験でした。 民衆演劇はすぐに何か答えを導き出すものでもなく、非現実の中で現実を演じています。それが現実にもどり、もう一度再現される瞬間、演者、観衆者ともに少し変化が現れることを期待します。
今回の民衆演劇を終えて、はまりそう~という声が多く聞かれました。沖縄の社会問題まだまだありますからね、いろんなストーリーが出来そうですね。
今回の講座に参加してくださったボランティア+ONCスタッフさんです。何かをやり遂げた後の笑顔は素敵ですね。ほんとうにありがとうございました。 (たまな)
この講座の最終回、参加者のこれまでの実践発表と池住義憲さんによる「民主演劇を通して社会の問題を学ぼうでした」。
ここで学んだ民衆演劇とは: アウグスト・ボアールによる民衆演劇。1931年生まれのブラジルの演出家。日常生活の中でのさまざまな問題を劇にしていく中で、社会的、政治的、経済的な問題を意識化(自分の頭の中でしっかりとらえること)し、対案を探り、解決策をみつける方法として観客の参加を促す。 いろんなところで活躍してくれた大学生ですが、この民衆演劇でも活躍してく れました。 シナリオ:沖縄の三世代家族。お正月、長男夫婦が、実家に帰省する。長男 嫁は、男性の親族、おばあちゃんから家に着くと同時に台所に呼ばれて、家事をするように怒鳴られる。夫婦一緒に座って家族団らんをしたいのに、何故 台所に立たないといけないのか疑問に思うが、男性人はお酒を飲み交わし、おしゃべり談義に花が咲く。
何故女性だけ、とおばあちゃんに言ったらこんなものよと怒られ、母親世代に 聞いたら「だからよ~」と疑問を持ちながらも他に解決策が見つからないので反論できないという。
たった数分間の演技でしたが、大学生さんの迫真の演技に、会場は大爆笑の渦 に巻き込まれました。日常的な風景なので、とっても演じやすかったとの声も聞かれます。
まだまだ若い世代も同じ思いなんだ~、私はこんな男性じゃないよ~、会場からはいろんな声が聞こえてきます。何度かストップしては参加者に声を頂くのも手法の一つですし、発展がありそうな体験でした。 民衆演劇はすぐに何か答えを導き出すものでもなく、非現実の中で現実を演じています。それが現実にもどり、もう一度再現される瞬間、演者、観衆者ともに少し変化が現れることを期待します。
今回の民衆演劇を終えて、はまりそう~という声が多く聞かれました。沖縄の社会問題まだまだありますからね、いろんなストーリーが出来そうですね。
今回の講座に参加してくださったボランティア+ONCスタッフさんです。何かをやり遂げた後の笑顔は素敵ですね。ほんとうにありがとうございました。 (たまな)
Posted by ONC at 10:53│Comments(0)
│ボランティア・インターン