2012年12月07日

KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)

先週の土曜日、サンパウロ中心から少し行ったカロンという町にある高校まで行ってきました。
KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)のクリスマスパーティが開かれたので、参加してきました!。

このカエルプロジェクト、日本からデカセギの親と一緒に帰ってきた子ども達の心のケアを専門に行うプロジェクトだそうです。
http://projetokaeru.wordpress.com/

Isac(Instituto de Solidariedade Educationa e Cultural:教育文化連帯学会)のプロジェクトとして、2008年後半よりスタート。
当初は州の教育局がパートナー、ブラジルの三井物産基金のサポートから始まったそうです。
今は市の教育局にうつって、現在、15~20の学校でカエルプロジェクトを導入しているとのことでした。
このプロジェクトには、帰る、変える、蛙の意味があるそうで、蛙はおたまじゃくしの頃は水中に、青年期になると両生類となり、二つの環境に対応できる、その蛙のように移民先と母国と両方で適応できるようにとの意味も込められているそうです。

集まった子どもたちは小学生から高校生まで、そしてボランティアの方々や保護者がたくさん集まっていました!

KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)



KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)
歌や楽器の演奏があり、

KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)
琉球国祭太鼓の演舞があったり、

KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)
ゲームあり、

KAERU PROJETO(カエルプロジェクト)
クリスマスプレゼントありでとても盛り上がりました。

最後は学校の校長先生と食堂の方々がつくったブラジル料理「フェイジョアーダ」やケーキをいただき楽しい時間を過ごしていましたよ!

これまで、デカセギ後の仕事や生活面など考える機会は多かったけれど、子どもの教育について考える場が無かったからと始まったそうです。

今は日系だけですが、ペルーやボリビアからデカセギの親と一緒に来ている子ども達、アメリカやヨーロッパなどからも返ってきている子ども達がいるらしくいずれは広く移民の教育について考える方向性だと元スタッフで、現在ボランティアでサポートを続けている方が話してくれました。

とてもデリケートだけど、とても大切なこと。
時間はかかるかもしれないけど、子ども達の変化の話など聞いていると、本当に大切なことだと感じます。
また、ブラジルと日本での連携も行っているようで、日本でも説明会を開いたりしているようです。

デカセギの子ども達に関わる方々から少しではありますが、移民学習について問い合わせがありました。
そこで、何らかのつながりができるんじゃないかと思っていたら、こちらに紹介していただきました。
また、次に会う機会がありましたので、その辺の話もできたらなと思っています。

ちなみに、このプロジェクトの初期メンバーに沖縄県系3世の方がいました!その日は他にもいましたが、業務に忙しくお話できなかったので、また今度!聞いてみると結構県系人も関わっているようですよ!!


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