2007年12月30日

バリ島から何を学ぶのか

今日はバリ島で何を学ぶのか触れてみたいと思います。
私が一ヶ月お世話になるNGOの紹介になります。
WISNU(ウィスヌ:)というエコツーリズムネットワークNGOで研修をしています。
WISNUのモットーはKeep Bal-in-Balanceということで日本語にすると
「バランスの中におけるバリを保つこと」でしょうか。
WISNUの目指していくること(これも私の日本語訳なのでちょっと変な訳に
なっているかもしれません。あしからずです)
・よりよい環境のための住民の意識と参加、理解を深める
・地方文化の調和を基盤とした自然資源の保護および有効活用のための
  支援および技術の提供
・よりよい環境マネージメントのオルターナティブな方法を探究する
・国内および国外とののネットワーク構築
・WISNUの活動をサポートおよび支援者を募ります
WISNUのプログラム
・コミュニティの資源管理
・環境学習センターの運営
・(NGOおよび環境の)マネージメント情報提供

スタッフの紹介 右:suar(スア)さん、
Atiek(アティック)さん、Denik(デニック)さん
それぞれの役割があって、スアさんはファシリテーター、
アティックさんは記録、細かい事務作業、
デニックさんは映像担当のようです。
どの技術も目を見張るものがあり、興味深く観察しています。
仲の良い三人家族のようです。
バリ島から何を学ぶのか    バリ島から何を学ぶのかバリ島から何を学ぶのか

このNGOは1993年に設立された当初は、環境に配慮したゴミ分別のための
啓発活動を行っていたようです。ホテルや大手の会社、政府機関から集めた
ゴミを収集し、コニュニティの方々がそれをさらに分別し換金する仕組みを作り、
その次に紙のリサイクルプロジェクトに取り組み、そして現在では小さな村々を
「エコツーリズム」という観点で結んでいます。
正規のスタッフは3名いてプロジェクトに応じてさらに人を雇用しているようです。
また2002年からはエコツーリズムの企業部門のJED
(インドネシア語:Jaringan Ekowisata Desa:
Village Ecotourism Network)も立ち上げ活動しています。
参加型、村々を結ぶ、持続可能な開発、村が目指すこと…WISNUスタッフの
メンバーの話には常にこの言葉が飛び交います(言語がインドネシア語なので
時々英語で通訳してくださるのでそう理解しています)。
毎日が刺激的です。

日本は年末年始で、もしかして何も活動が無いのかなぁと思いきや…
バリに来てまだお休みがないのですよ。
日本と異なり西洋暦の年末年始はわずかな変化でしかなく、
皆さん普通に過ごしています。気温が朝から夜までほぼ30度平均なので、
冬、お正月という日本人の感覚もちょっと狂う感じがしています。

現在WISNUは、「PELAGA」「SIBETAN」「TENGANAN」
「NUSA CENINGAN」という四つの村人と関わっています。
沖縄といえば日本の観光地ですが、バリ島は世界中の観光地として
有名です。マスツーリズムではなく、人の出入りを制限し、村人の生活を
持続可能にする仕組みを作るのがWISNUの狙いです。ツーリズムをメイン
に生計を立てるのではなく、あくまでも農業、漁業、など以前からある村の
産業を活かしながらツーリストを受け入れる仕組みを作っています。

WISNUの事務所(左から事務所、真ん中:紙およびゴミのリサイクル施設、
右:有機農業の実験場)はびっくりするほど大きいです。
この事務所を中心として、ワゴン車に乗ってえっちらおっちらあちらこちらを
回っています。

バリ島から何を学ぶのかバリ島から何を学ぶのか バリ島から何を学ぶのか


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