2013年12月01日

地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①

 沖縄の学生と地域で学ぶ留学生(県費留学生、日本語学校学生)そして市町村研修生が一緒に地域で学ぶワンデイツアーを11月16日に実施しました。県内学生15名(高校生4名、専門学校生1名、大学生8名、大学院生2名)、県外学生5名、県費留学生5名、名護市研修生2名、日本語学校留学生5名、総勢32名が参加しました。

☆読谷村を知ろう!~読谷ってどんなところ?~☆
戦後は村の半分以上が米軍基地にされ、苦難の道を進みましたが、豊かな自然、風土、歴史、文化を大事にしながら村づくりを行ってきた読谷村。座喜味城址や歴史民族資料館を訪ねました。また読谷村長、参議院議員を勤めた山内徳信氏の「人」を大切にし取り組んできた村づくりへの想いを伺いました。
地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①


地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①


地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①



~感想(抜粋)~
●山内さんのお話を聞いて、私も人のために何かいいことをしたい気持ちがふえてきました。沖縄人の昔の話をきいて泣きそうになりました。(日本語学校学生 Sさん)
●信念をもって生きてこられた方だと感じた。山内さんに出会ってこうして聞くことができた自分にも「平和」を次の世代へ伝えていく責任(ミッシ ョン)があると思った。(大学院生 Hさん)
●面白い人だと感じました。山内さんの話を聞いて、彼の体験は興味深いと思いました。安倍首相に話したことを映像で見たいと思っていま   す。(県費留学生 Eさん)
●沖縄戦を体験した方のお話を実際に聞けて良かったです。「基地問題を文化で乗り超える」という言葉がすごく心に残っています。(高校生  Rさん)
●「よき姉妹であり子弟」「アメリカからデモクラシーを習った」などたくさんの名言を残していて格好良かったです。(大学生 Mさん)
●徳信さんのお話は人生の先輩として、とても勉強になりました。特に沖縄戦を生き延びた方だからこそ、伝えることのできる平和への想い、自然に生かされているということ。そのためには「教育」が重要であること。また、山内さんの人を好きになる、人を大事にするということなど、とても人として大切なことを教えてもらいました。(大学生 Aさん)

地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①


地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①



●沖縄の歴史がだいたいわかりました。沖縄の文化とベトナムの文化はだいたい同じです。昔の道具はとても簡単です。(日本語学校学生 Tさん)
●歴史民族資料館を見て、知らない事がたくさんあるってことをあらためて感じました。日本軍の壊された飛行機から鍋などを作っていたことや、お墓の儀式など、知らないことだらけだったので、お話を聞くことができてよかったです。(大学生Aさん)
●約200年前の人骨だけでなく、お墓や家の復元やレプリカが置かれ、説明も詳しくて楽しかった。ただ、日本語のみの情報が多かったので外国語の説明もあるといいなと感じた。(大学院生 Aさん)

☆平和を願い、感じる~戦時中のおもいから~☆
第二次世界大戦の時には、米軍の上陸地となった読谷村。沖縄全土で悲惨な出来事はたくさんありましたが、読谷村でもたくさんの悲劇が起こりました。チビチリガマとシムクガマを訪ね、そこで過ごしていた人々に想いを馳せました。

地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①


地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①



~感想(抜粋)~
●想像を絶する出来事があったのだと思います。本土の歴史の時間にはほとんど教えられないことですが、決して風化させてはいけない現実だと思います。(大学院生Hさん)
●やっぱりそんな悲しいところへ行くとへこんでしまいます。政治って結局・・・(日本語学校学生 Sさん)
●チビチリガマの近くには川が流れていて静かだった。ここで集団自決があったと思うとさびしい。シムクガマの広さに驚いた。(高校生Sさん)
●自分の子供を殺すように気持ちをだすような戦争はあぶないですね。その時、英語がわかる2人の人がいなかった場合は、悲しいことがあったかもしれませんから知識はいつでも大事ですね。(日本語学校学生 Oさん)
●何度行っても考えさせられる場所だと感じました。同じ教育(皇民化教育)を受けてみたこもない人(米兵)が目の前に現れ、武器を向けられ、囲まれたら、だぶん自分自身がその立場だったら、「集団自殺(自決)」をしたのではないかと思います。特にチビチリガマは中に入れなくても(入れないからこそ)想像をすることで、沖縄戦について学べるところだと感じました。(大学院生 Aさん)
●あらためて平和のありがたみを感じたし、戦争を二度とおこしてはいけないという気持ちが強くなりました。(大学生 Tさん)
●ガマの中に実際に入る機会はなかなかないのでとても貴重でした。こんな暗闇で生活していたと思うと本当に心が痛くなりました。(大学生Yさん)
地域学ぶワンデイツアー in 読谷 報告①



☆つづく☆


同じカテゴリー(イベント)の記事

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 32人
プロフィール
ONC
ONC
女性ばかりの事務局スタッフです。時々理事や、お世話になっている方々も登場します。笑うこと・食べること・いろんな所へ行くことが好きなメンバーです。