NGOスタッフ日記

民泊の受け入れも盛んに行っているらしく、昨年は本土の学生だけで年間２万人、本島の就学旅行で1万人、合計約3万人
の受け入れを行ったそうです！！
主に農家や漁師さんの家にホームステイし、学生に農業体験や漁業体験をさせるというプログラムだそうです。
「島の人は素で接するんだよ。だから怒りもするしケンカもするさ。」
受け入れ当初、学生との揉め事も多かったそうですが、その飾らない島の人々との触れ合いの中で学生が多くのことを学ぶことができ、その評判が広がり毎年の受入数が増えているということでした。

決して観光客に自分たちを合わせるのではなく、自分たちの生き方・生活に誇りを持ちその姿を見てもらう。
バリやコスタリカのエコツーリズムのスタイルに通じるものがあるなと思いました。
観光客の意向を気にし、まちの形を変え、生活のあり方を変えていく今の沖縄の観光も考えていかなきゃとひしひしと感じました！

そういう島の大人たちの生き方が子どもたちの心にも影響するんだろうな！
伊江中学校の子どもたちと接し、強く感じました！
なってったって元気元気！とても真っ直ぐな瞳と、島が大好きだという気持ちがあふれて伝わってきました。
教頭先生や担任の先生も、タクシーの運転手さんも共通して「この島は元気だよ。子どもたちもとってもいい子達だよ。」と言っていたように、大人たちが島を愛し、子どもたちを愛し、誇りに思っている、その中で子どもたちはのびのびと素直に育っているんだな～と暖かい関係に私も直美さんも感動してしましました。

授業の内容は
・世界がもし１００人の村だったら　　（シュミレーションゲーム）
・身の回りの大切なこと、もったいないことに気づく　　（ウェビング、話し合い、発表）
・民族衣装　　（試着体験）

という多様性を学び、また自分の生活と世界がつながっているという視点を持つということをねらいとしたワークを行いました。
先生のリクエストでぜひ子どもたちに民族衣装を着させたいということで、内容に入れました。
子どもたちはどの内容にも興味をもって積極的に参加してくれました！





















子どもたちの感想には次のようなことが書かれていました。
・世界の現状を知ることができた。
・自分のことだけを考えて生活したら絶対貧しい人達を助けることができないと思う。
・日本は世界の中で裕福なほうだと聞いて意外だなと思った。
・ご飯を残さず食べて残飯を出さないようにしたい。
・世界では女の人の方が多いということにビックリした。
・民族衣装を着て、衣装が体温に合わせて作られているということがわかった。



体験や話し合いを通して、子どもたちの中でそれぞれの気づきが生まれていて、一生懸命考えた様子が伝わってきました。
感想を読んで、やってよかったな～と思いました。
帰りの船に走って乗り込み、あわただしい出前授業となりましたが、島の人々から子どもたちからたくさんのエネルギーをもらいました！！！

出前デビューで緊張しっぱなしの一日でしたが、とても楽しかったです
反省点もたくさんありますが、次の授業に向けてまたやる気が沸いてきました！！

伊江島のみなさん、伊江中学校の先生、みんな～ありがとうございました！
また来年会えるのを楽しみにしています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





アキコ